動物園の失態

横浜のズーラシア動物園に行ってきました。

周りには野毛山動物園、川崎動物園と無料の動物たちが

ひしめき合っている人気スポット。その中心で有料、駐車代もかかるとなれば、

さぞかし楽しめるのだろうと、意気揚々でした。

朝11時に到着して気になったのは混雑振り。平日のような閑散とした空気。

それでもあまり気にも留めずに園内MAPを見て、どこをチェックするのか

頭に入れながら歩きました。多摩動物園のようにゲートをくぐっていきなり

急坂でなかったので一安心。まず、最初にアジアエリアに。ここは大陸ごとに

動物を分けているようです。そこではいきなりゾウがお出迎え。その後

すぐに肉食系のゾーンに突入するのですが、どこに動物がいるのか、わからない。

また子供が一番、楽しみにしていた

動物園のスター格的存在のキリン、カバがいない。

広い敷地内、体力や残りの時間も考えて

途中で退園ルートに切り替えて歩きました。

こんな動物園だとは、予想もしていませんでした。

こどもが「つまらない」を連呼。一番はしゃいだのは

遊具スポットとたくさんの動物が見られたお土産コーナー。

今までの経験からすると、動物園は入る・近づくと大概は

動物特有の匂いが鼻を突いてきます。

でもズーラシアは動物の匂いがしなかったのがあまりにも不思議。

“郷に入りては郷に従え”ではないですが、動物園に入ると

匂いの洗礼を受けるのが必須でありますね。

それで初めて動物園との一体感をスタートさせるのではないでしょうか。

ここ、ズーラシアは動物が休む場所(自分のテリトリー)が見物人の位置から遠い。

また檻に動物がいない。という

見せる側にとって一番、致命的なミスをしていました。

園内に居る人は口々に『動物がいない』と失望していました。

結局は600円+駐車料を払って

園内をグルグルとウォーキングしただけのことでしょうか。

以前、訪れた多摩動物園に続いて二度と行きたくない動物園です。

ズームにして撮ならくては、ならないほど遠い位置、フレームに収まりが悪い位置(動物にとっては絶好のテリトリー)にばかり集まっている動物たち。広く草がボウボウのところでは誰もが必死になってその動物を探していました。いなかった時の苛立ちやがっかりはひとしおです