「ラッセラァ〜」のかけ声とともに山車を引き、踊る。
青森のねぶたを世田谷区桜新町で表現したら・・・というような規模や雰囲気のお祭り。
会場にいれば、お祭りの臨場感はビンビンに感じるのですが、
屋台が出ずに人とパフォーマーとのごった返し。
元々、お祭りは農耕民族が収穫を祝って秋に行ったもの。
現代では意味合いが少々ずれて“楽しいもの”へと変わってきています。
また街のキャラクターでもあるサザエさんとねぶた祭りとを
強引にリンクさせる術もなんとも言い難い。
都心のお祭りには伝統、歴史、はたまた祝うという意味を持った
魂のお祭りはないのだろうか、とつくづく思います。
以前、ジム・ジャームッシュ監督の「ゴースト・ドッグ」という
映画を観たのですが、明らかにニューヨーカーが捉えた武士道だなぁって
感じたのと、何だが重なります。
山車が自分の前を過ぎれば、撤収の聴衆。
祭りが終わった後、ジュースの染みや入れ物がコンクリートに
散乱しているのも、またお祭りの醍醐味ではないでしょうか。
都心に夜に響くラッセラァ〜、ラッセラァ〜。
近所にある日体大の柔道部の方が山車を引き歩いていました
太鼓の響きと自分の心臓が同じ鼓動となっていることにアドレナリンが分泌されていると感じました。最高潮にテンションは上がるのですが、どこか覚めた見方をする自分もいました
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