1人の青年がある町に住んでおったそうじゃ。
この青年は毎週、毎週朝早くに起きて最寄りの駅前の掃除をしていたそうじゃったぁ~。
この掃除、朝は夜が明ける前から日が出るまでの少しの時間だけじゃったのだが、
駅前は見違えるほどきれいになったのじゃ。
ある時青年は、この早朝清掃が最寄りの駅前だけでなく、
隣の駅もまたその隣の駅もやっているのに気がついたそうじゃった。
しかも、うまいことにすべての曜日が違っているために
毎日必ずどこかの駅前で早朝清掃に取り組むことができたそうじゃったぁ~。
そんなある日のこと、
いつものように青年が掃除を終えて帰ろうとしたときのこと
「すみませんが、お兄さん。このゴミも持っていってくれはしないだろうか」
と老人が大きな黒いボストンバッグを渡してきた。
青年は「はてぇ?」と思いながら、そのズッシリと思いボストンバッグを持ち上げた。
「この中身は何ですか?」と青年が顔を上げて老人に聞こうとしたら、
もう老人の姿はそこにはなかった。
青年はいぶかしげにバッグを持って家路についた。
捨てる前にと中身を確認しようと、
バッグのジップをおろしたら、
なんと中からお金の札束がわんやわんやと
溢れんばかりにでてくるじゃなりませんか。
それからというもの、
その青年は億万長者になっても駅前清掃は続けたということじゃた。
っていう
「まんが日本昔ばなし」みたいなことが起きないかなと腹黒さを秘めながら、
早朝清掃をする日もたま~~~~ぁにあるんですよ!
そうじゃないと、やってられないっつうの!笑
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