〜働かざるもの食うべからず1〜
蝉の声、
工事現場の作業音、
クルマが走り去るマフラー音に
子供が元気よく走り回る声。
朝8時、太陽から降り注ぐ日差しが暑く、窓の外からは、近隣のマンションや
クルマのガラス窓や敷きつけられたアスファルトの石で眩しい光が5階の部屋に届く騒音は
うっとうしさをさらに助長させる。
太陽熱でマンションが溶けてしまうのでは、
と思ってしまうほどの老朽ぶりの建物は10年以上住んでいる。
唯一、交通や買い物へのアクセスがいいことがセールスポイントだ。
それ以外のポイントは、住人との人間摩擦や眺望となるのだが、
古くから建っていることだけを取り柄として保持し続けているのが
時代にミスマッチして、とてつもなく見苦しい。
窓を閉め、22度に設定したエアコンにスイッチを入れる。
が、
今日は西からの風が強く部屋まで届けてくれるのでエアコンスイッチは触らないでおこう。
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