フィルム撮影時には、キャノンユーザーのプロカメラマンが多いことから
スペックを知らずしてキャノン1V-RSを使用していた。
そのままデジタルカメラに移行して20D,40D,6Dへと変わり
今では5DMark3,7DMark2の2台に収まっている。
レンズはというと、フィルム時代から、もしくはデジタルに移行したくらいの時からの
Lレンズで17-40、24-70、70-200、マクロに18-200のSレンズといった具合。
ここ最近はスタメン4番というような強力な新品機材を購入することもなく、
ただダラダラとソニーサイトでミラーレス一眼カメラをチェックしたり、
知人カメラマンのソニーを拝ませてもらったりした程度。
また家電量販店に行っては、ディスプレイされている一眼レフカメラを
チェック&確認してどれが、まだ店頭に並んでいるのかと見ていた。
ネット情報も一応はサーフィングしてキャノン、ニコンやソニーオリンパスや
レンズメーカーのタムロンやシグマといったカメラに携わるメーカーの動向を
確認しているのだが、違った情報が流れてきた。
それは、一眼レフカメラが衰退しつつある
というのだ。
確かに先ごろiPhone11が発表された。大幅な変更点はカメラの性能だという。
パソコンというカテゴリーから電話からネット高速化、音楽、
そしてついにはカメラにまで進出し、飲み込もうとし始めたのだ。
軽い危機感を感じながら、他サイトに飛んでみると、
キャノン御手洗氏がキャノン内でのレンズ技術を外部提供することを検討しているという。
それはデジカメの世界出荷が減少していることも反映しているのだろう。
プロカメラマンとして10年以上、またフィルム時代から数えると、
15年以上のキャリアがゆっくりと崩れていっているのにようやく気がついた。
過去に何度となく、カメラマンの衰退や危機感というものを味わってきた。
安定のない不安定な職業柄つねにバランスが悪い。
キャノンは数年前に「プロ機は作らない」ということから
5シリーズをハイモデルに位置づけている。
またキャノン、ニコンのミラーレスは後発しすぎて選考外。
ソニーのミラーレスにしたら、レンズを含めて150万圓は用意しなければならないだろう。
これからカメラ機材については、いくつかの選択肢を踏まえつつ、
自分がどのような撮影スタンスにシフトしてカメラマン・フォトグラファーとして
進んでいくのかを秘策も考察し、進まなければならない時期にたっている。
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この立ち位置は楽しくもあり、不安でもあるということ。
きっと今、カメラマンとして生計を立て始めた人にとっては死活問題になること間違いない。
この重大な危機感に気づかないでいることだろう。
またどうやってカメラマンとしての生活不安定な危機感を
乗り越えていくかも術を知らないであろう。
最近のデジタル一眼レフカメラを手にしてスペックの良さに気づかず、
上手く撮れることで自身をプロカメラマンだと錯覚し、
撮影に大切な構図やコミュニケーションはなんとなく、こなしてきてもいつかはボロがでる。
雇う側も雇われる側もこれらが錯覚だったことを理解する頃には
きっと崩れて別のアプローチの方法がちらついているのだろう。
さて、私自身の次の一手は・・・。
今日で18年。9.11で亡くなられた方、災害犠牲者のためにご冥福をお祈りします。
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