月刊雑誌編集部になった時をきっかけに20年くらいアップル製品を愛用している。
時期で言うならば、世間がウインドウズ95や98で騒いでいる頃。
当時のMacintoshはOS7や7.6でシンプルテキストでタイピングをしていると突然、
固まったり、落ちたりといった不具合が生じていた。
フォトショップでポジをスキャンしている時もそう。
不具合との付き合いが当たり前だった。
だから、こまめにセーブ(保存)をしてたし、
不具合の原因となる画面上にアイコンをいっぱい出さないとか、
使っていないアプリケーションが立ち上がっていたら、シャットダウンしておくとか、
無駄な接続をしないなどを心がけていた。
その癖がいまでも残っていてiPhoneの待受画面にはアイコンは2つくらいしかない。
後はスワイプして画面を切り替えているようにしている。
そんな根っからのMacユーザーである私は、最近のアップル製品は以前ほどのトラブルはないと、
安易に受け入れていたのだが
去年、知人から譲り受けたMacBook Pro2016のシフトキーが凹んだまま戻らないという症状に見舞われた。
色々をネットで修理価格や他にも同様の症状が出ている人からの口コミはないかと探していたら、
アップルサポートでリコールが起きていることを知った。
使っているMacBook Proもそのリコール製品の該当対象モデルとわかり早速、修理依頼をしたのが1年ちょっと前。
それ以前にアップルサポートでお世話になったこと言えば、
iPadでアクティベーションロックがかかってしまった時に最高の応対をしてくれたことを覚えていたが、
そのとおり、すんなり且つ、丁寧に応対してくれた。
そして1年経ってまた、同じようにキーが凹んだまま戻らない症状が発生した。
今度はスペースキー。
「一応まだ保証内かな、大丈夫かな。前例があるし、電話だけでもしてみよう」と思い
アップルサポートに問い合わせたところ、
やはり最高の応対をするとともに「まだ、この製品は無償対応期間のため、修理させていただきます」とのこと。
1年前、郵送だったことから同じような手筈で進み前後の配送(集配)を数えて
3日で対応してくれたことにまず、感謝したい。
お客様カスタマーサポートとして、他の業種にもこのような窓口は数多くあるだろう。
だがその数あるカスタマーサポートの中でも世界ナンバー1といえるのが、アップルサポートだと自負している。
が!。
がッ!! だ。
その3日の間に
今度は、愛用のスマートフォンiPhone7が
圏外病(モバイルデータ不通)
になってしまったのだ。
再起動やSIMカードの出し入れなど、できる範囲での改善策をとり、
さらにネットで調べ、色々とトライしてみるのだが、やはり圏外・・・。
仕方なく、連投になるが、アップルサポートにコンタクトをとってみると
「まず、◎#▲%◇のようなこともしてみてください」というので、
その方法に望みをかけながらトライしてみると、やはり圏外。
それどころか、初期設定の「こんにちは」からはじまってしまい、
挙句の果てには「アクティベート~~」というメッセージがでる始末。
実はこのiPhone7。
リコールが起きていたことを知って、アップルサポートに連絡したのだ。
「試しにこちらの方法を~~」とオペレーターにアドバイスを受けた手順を踏んでしまっただがために!
とも責任逃れ的な八つ当たり的な言い訳を言いたくなるなような深みにハマってしまった。
結局、これまた郵送にて送ることになったiPhone7。
数日間は使えないのが寂しい限り。
不通になった当初は、データ通信ゲームをダウンロードする愚息がモバイルデータ不通に触れたのかと、
叱責したのだが、
その矛先をアップルに真っ直ぐに向けられなかったのが痛恨のミスだろうと、自身の愚行を改めて痛感した。
手順を踏んで、修理の調整をしてもらうと「圏外病以外のエラーを発見したら、その分は費用がかかります。
ちなみに画面が割れていたりすることはないでしょうね? この破損は修理しますので別途費用が…」と
アップルオペレーターの素っ気ない応対にとうとう溜まっていた感情が怒りとなって爆発してしまった!
「オイ! コラッ!! リコール製品を出しといて
無償サービスというだけでも手間とらせたのに
さらに他のメンテナンスまで因縁つけてくるんかッ!
オ~ッ!
ど~こ~ゆ~前に圏外病を治せやッ!
最初からリコールが出てんだから、すんなり回収作業をせ~や!」
と。
電話を切る手前で担当オペレーターに謝りはしたものの、とてつもない不快感だけが心の中に残ってしまった。
世界一のサポートが心の中で虚しくも崩れ去っていった。
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